【ニナバンSS】ニーナ生誕祭2019

ときメモGS

2019年ニーナ誕生日SSです。
去年のブロマイドから妄想でバンビ2年生、ニーナ1年生な感じ。

***

「そこのオネーサン♡……アハハ、イイ顔ゴチ!途中まで一緒に帰ろうぜ?」

学校の帰りにニーナに声をかけられた。
心なしかいつも以上に機嫌が良さそうに見えるのは今日がニーナの誕生日だからだろうか。

「うん、いいよ。今日はニーナに尽くすから」

年に一度の誕生日だし。
すると、ニーナはマジで?と一瞬驚きながらもニヤりと笑い、

「そんな大胆なこと言っちゃって大丈夫~?今日のオレはちょっとワガママだぜ?」

と、言う。

「だ、大丈夫……!できる限りのことはするから……!」

とは言ったものの、ここぞとばかり無茶なこと言われたらどうしようとドキドキしていたら、

「じゃあさ……アンタが欲しい」
「わ、わたし……?」

いつになく真剣な表情でニーナにそう言われてドキっとした。
わたしが欲しいってどういう……?

「そ、今日これからのアンタの時間、全部オレにちょうだい」

***

「じゃあ、ニーナの16歳の誕生日を祝ってかんぱーい!」

ニーナと向かったのは駅前広場の自販機だった。
はばたきミックスジュースを片手にニーナの誕生日を祝う。
誕生日プレゼントも渡して喜んでもらえて良かった。

「へへっ、あんがと」

ニーナはいつもの懐っこい笑顔だけど、どことなくいつもより大人な感じに見えるのはやっぱりまた一つ大人の男の人になったからなのかな……?

「懐かしいよね、ここ。確か去年も……」
「そうそう、アンタと初めてはばたきミックスジュース飲んでさ」

ニーナも言うように、あれもちょうど去年の今頃だった。
あのときはお互い名前も知らなかった上に、わたしはニーナが当時中学生だったことさえ知らなかった。
目の前にいる16歳になった彼を見ると、去年中学生だった彼は今思うとちょっとあどけなかったかもしれない、なんて思っていた。
あれから一年経った今も彼とこうして一緒にいられることがほんとに奇跡みたいで。

「プレゼントも渡したし、はばたきミックスジュースも飲んだし、そろそろ帰ろうか。ジュース、片付けてくるからニーナのも……」

と、ニーナから飲み終わったはばたきミックスジュースを貰おうとしたら、ニーナはわたしの手を取り、自分の方へ引き寄せる。

「アンタ、今日帰れると思ってんの?」
「えっ……?」

ニーナの言葉に驚く。

「言ったじゃん。アンタの今日これからの時間が欲しいって」
「えっ!?でも、もうさすがに遅いし……明日も学校だし、ニーナも帰らなきゃでしょ?」
「うっ……こういうときは痛いとこ突くよな、アンタって」

誕生日で1コ年増えても結局年下扱いかよ、なんてニーナはぼやいている。
できることなら、わたしだってもっとこうして一緒にいたいけど……。

「だから、もう一つ!もう一つプレゼントがあるの!」
「えっ?何?」
「いいから目つぶって」
「は、はい……」

と、ニーナは言われるがまま素直に目を閉じた。

「誕生日おめでとう、旬平くん」

一つ大人に近づいたあなたにちょっとだけオトナなプレゼントをわたしから。

ニナバン

Posted by 李南